室蘭は同じく港町である函館と同様に坂の多い街です。自転車には向きませんが、たまに札幌を歩くとその街並みの単調さに気づかされます。坂道美学入門という本の著者がNHKでやっている番組「ブラタモリ」を見ていると、地形の起伏が街並みの面白さをつくっていることがわかります。そこに歴史の重みが加わって、そぞろ歩きを面白くしてくれるのでしょう。
以前住んでいた幕西町は路面が凍る冬場には車が上れなくなるくらいの急坂ですし、通学路だった常磐小学校や北辰中学校への坂も今にして思えばけっこうキビしいものでした。幕西町の家もそうでしたが、宅地の造成には石垣が多く使われています。
小学校のとき「きょうど」という授業でも習いましたが、室蘭の歴史で有名なのは仏坂です。母恋から室蘭への間にあるこの道の開拓の厳しさに多くの犠牲があったことからこの名がつけられたそうです。今この坂からは測量山を一望できて、特にテレビ塔がライトアップされた夜はきれいです。札幌などから車で36号線を通って仏坂を越えてこの景色を見ると、いつも「帰ってきた」という実感がわきます。







